《歯車》

あなたとあなたが掛けはめた

そこから大きく

どんどんと広がり

大小カラフルな歯車が

ある場所は綺麗な旋律で

ある所は一時休憩し

とある場所は錆び付いてしまい

また違った場所では眠りにつき‥‥

そうやって、まるで各々が意思を持ったように

それぞれの動きをあなたと自由に

クルクルとハーモニーを奏でながら

踊っています

とても心地よいメロディーで

優しく、それでいて強く

清らかで誇らしげに奏でます

個々のメロディーが調和され

何重奏もの旋律を奏でだし

生きとし生けるもの全てと

精霊や眼には視えないものたちと

ありとあらゆるものが共存する世界で

あなたは聴いていることでしょう

これから益々それらは波紋のように広がります

どれか一つでも欠けると全てのバランスが崩れ

保てなくなります

例えどんなに朽ち果てていようと

大切に、大切にしていって下さい

宇宙のつぶやき